(Calvados)

ソムリエである友人から、お祝いにと「カルヴァドス」というお酒をいただいた。林檎の醸造酒・ブランデーだという。原産地呼称規制(AOC)の対象という事らしく、ノルマンディー地方でつくられた林檎でなくては、カルヴァドスと名乗る事ができないらしい。そしてこのカルヴァドスが有名である最大の一要因は、(読んだ事は無いが)レマルクの1946発表の小説『凱旋門』に登場する主人公の外科医が、たびたび飲んだ事であるらしい。贈ってくれた包装には、手で縫い付けたリンゴのアップリケブレードが付いていて、大変特別な感じがして重ねて嬉しい。ラベルも素敵である。林檎といえば、アダムとイヴからニュートン、セザンヌ、白雪姫、ビートルズ、椎名林檎、アップルコンピューターまで、逸話にも事欠かなく、栄養価等々を含めて、とても馴染みの果物であるが、初体験のアップルジャックは、ストレートで飲んでみると高いアルコール度数とはうらはらの飲みやすさであり、美味しく、なめる程度であったが体が大変暖まった。その他、沸騰させないように加熱して飲む方法もあるらしく、今度そう試してみようと考えている。いただいたお酒とことばのマリアージュがもたらす官能と美しさを享受する。目下、料理酒以外唯一のお酒。ありがとう。

シフォン主義

2012年1月8日

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今年最初の私塾は、先生とのご相談にて延期となる。その先生より、昨年末最後の授業でいただいたシフォンケーキを開封した。奈良時代から織物の産地として知られたという尾州といえば、そこいらの勉強不足の服飾学生を捕まえても知らぬ者は居ない程の、世界有数の毛織物の産地である。その尾州産地の伝統ある毛糸会社に製菓事業部もあるらしく、そこから毎年送られてくるシフォンケーキの一つを先生が分けて下さったという訳である。包装を開けていくのが何とも楽しい。大きいのだが、空気を多く含んでおり、大変柔らかく、そして軽い。私は2~3日に分けていただいたが、ひといきにホールで食べたとしても、約650kcalだそうで、色々な面で驚きであった。明治末期・大正、ドイツからのションヘルによる織物のように、通低しているのは、その優しい柔らかさと、世代を渡る幸せを届ける仕事だという事であろうと感じた。

エル・ブリ

2011年12月12日

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大きな影響を受けたもののひとつ「エル・ブリ」の映画が公開になった。公開日はエスプーマの試食などイベントも付属するので大変混雑するだろうと考え、別の平日を選んだのだが、以前お仕事させていただいていたレストランのシェフともバッタリお会いして、嬉しかった。数年前に出版された書籍の中の文章や写真によって、おおかた想像できていたのと違わないシーンも少なくなかったが、勿論それ以上の驚きの連続でもあり、また、心地よく楽しめるばかりではなく、お客様にものを提供するにあたっての、この上ないプレッシャーを感じて、観賞しているこちら側までも息が詰まりそうな、具合が悪くなりそうな場面も続くが、その反動ゆえについ声を出して笑ってしまう場面もあり、寸分狂わぬ時計や機械の様に動いていた登場人物たちの人間味も垣間見られた。料理財団となった後は一体どういう驚きを魅せてくれるのか、また楽しみになる。特にものづくりをしている人にはおすすめしたいドキュメンタリー。

STYLE’S CAKES & CO.

2011年6月3日

STYLE'S CAKES & CO.2

 プレゼン後、行ってみたかった「STYLE’S CAKES & CO.」へ。表で気になって立ち止まっていたり、入ってくるお客さんの年齢層も広くて、素敵なお店である。月兎印型から直接注がれるコーヒーと、季節のフルーツの焼きタルト。美味しかった。

yoyogi

 午前中、投票と仕事をして、午後から、青空のもと、お誘いいただいていたピクニック代々木公園へ。お酒とバトミントンのマリアージュ。
時期的にも、もう完全に葉桜でしたが、むしろ爽やかなその新緑のかたまりが、幼少の頃、毎年楽しみにしていた五月の黄金週間を思い起こさせてくれ、この上なく気持ち良く、リラックスした気分を享受できました。どうもありがとうございました。

(仮)送別会

2011年4月8日

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Tube cake

近々、結婚して岩手県へ越す友人。
「結婚祝い」兼「送別会」兼「早めの誕生日会」をしました。
ラム肉のしゃぶしゃぶ鍋と、料理名人であるその友人の手作り鳥レバーパテに、赤。
デザートは、同じく手作りのバナナシフォンケーキに、私の愛するもう一人の友人が持って来てくれたイチゴとマンゴーを合わせて。身体全体が喜ぶ。
ペッパーの種類を知り、マンゴーの切り方を知り、動物性生クリームの扱いが難しく、しかしその分おいしい事を知り、結婚する友人がこの上なく幸せになる事を確信し、その旦那さんになる方はもっともっと幸せになる事を断言する。おめでとう。

Gentil

お昼ご飯を食べようと考えていたところにちょうど、学生時分からの友人が仕事で近所に来ているというので、ブラッスリージョンティへ行った。アルザス地方の料理とワインに特化した、素敵なブラッスリーです。小一時間、服作りについて話した有意義な瞬間でした。目と鼻の先にある花屋さん『花楽堂』さんも素敵なお店です。