ショップディスプレイに使いたく、皿を探していた。近所のギャラリーヨルカで開催されていた JICON(磁今)の展示で菊皿をもとめる。350年の歴史を誇る陶悦窯『今村家』が作る『磁気』であり、且つ『今』に作る『磁気』を仏教用語『爾今(じこん)』にかけた名前を持ち、デザイナーに大治将典さんを迎えたブランドで、ちょうど一年前にここヨルカにてデビューした。価格もリーズナブルな上、デザイナーのものよりも古道具屋でアノニマスなものを見つけたいなと常に考える自分でも自然と惹かれる、素晴らしく優れたデザインだと感じた。そして勿論、歴史に裏打ちされた技術と経験が相俟ってこその完成度を纏った今を生きる日用の器である。デザインをするならば、よほど気をつけなくては。という事もあらためて気付かされた。


