磁今

2012年12月19日

kikuzara
yoluca

 ショップディスプレイに使いたく、皿を探していた。近所のギャラリーヨルカで開催されていた JICON(磁今)の展示で菊皿をもとめる。350年の歴史を誇る陶悦窯『今村家』が作る『磁気』であり、且つ『今』に作る『磁気』を仏教用語『爾今(じこん)』にかけた名前を持ち、デザイナーに大治将典さんを迎えたブランドで、ちょうど一年前にここヨルカにてデビューした。価格もリーズナブルな上、デザイナーのものよりも古道具屋でアノニマスなものを見つけたいなと常に考える自分でも自然と惹かれる、素晴らしく優れたデザインだと感じた。そして勿論、歴史に裏打ちされた技術と経験が相俟ってこその完成度を纏った今を生きる日用の器である。デザインをするならば、よほど気をつけなくては。という事もあらためて気付かされた。

 

LED化

2012年7月7日

LED2

 アトリエショップの照明をデフォルトの白熱球仕様から、LEDライトへと変更した。しかし、デザイン・雰囲気としては裸電球には及ばないので、相当に迷った。ミシンのライトは、口金26Eの太さのまま電球本体となっているスリムタイプで、LEDではそのようなものは見つからず、蛍光灯でもそのサイズに収まる華奢な物は無かったので、26EをE17に変更するパーツを付けて、E17の小さいLED電球を付ける事にし、無事収まった。ミシン作業用もデーライトではなく、あえて電球色ではあるが、元の電球よりも格段に明るく、作業もはかどりそうである。

fittingroom

 何度か打ち合わせさせていただいた建築士さんと大工さんにいらしていただき、フィッティングルームのレールやその他フック等を付けていただく。カーテンは自分の仕事で、その分量からいっても、空間の印象に多大な影響を持つので、いい調子で上げたいと考える。作業中、大工さんが仲間内で「レーザー」と呼んでいらっしゃるという、文字通りレーザー光線が出る機械が置かれ、施工範囲内の正確な位置が取られる。要するに、おかしな言い方になるが「レーザーで墨を打つ」ためのものである。墨を打つとは、簡単にいうと印をつける事であるが、昔は墨汁を墨壺から出していたという事などに由来し、現代では代わりの道具がいくつも存在し活躍しているのだろうが、「墨を打つ」と例え今初めて耳にしたとしても、何だか意味的にしっくり感じられ、または何となく内容を想像できるというのは、何とも面白いと感じた。

木材

2012年6月22日

moku

 限られたスペースで、アトリエとショップ機能を両立するので、空間を有効に使うべく、裁断台の脚に渡す棚としての板材を、新木場の駅のすぐ側「もくもく」へ買いに行く。今の活動拠点からだと、交通費・時間ともに無駄なくスムーズに通える場所にある。長さを少しカットしていただいたが、その場で即、手間賃も40円だった。規格サイズ素材の一辺を切っただけで、合理的に済んだ。選んだ素材の他にも、いろいろと見たが、やはり木というのは様々な表情と質があり、高価で貴重である。

髪の毛から糸へ

2012年6月13日

tana

 新しいアトリエ兼ショップにおける、フィッティングルーム設置候補の位置によって、レイアウトを様々に動かしてみている。広くない空間なので、一つの要素にとって良い方法を取ると、もう一方が犠牲になるといった感じで、非常に難しい。建築・インテリアの専門家であれば上手く解決できるのであろう。このビルは以前、西日本に本部のある老舗かつら店(歌舞伎等)の東京支店であった。その名残と言おうか、頭部マネキン等を入れていた小振りな吊り棚が全面に付いているのが大変気に入って、貸していただく事になった。この界隈では、何度か物件を見せていただいていて、今回ここを貸していただけたのは、やはり縁だろうと思う。コンバージョンを手掛けられた建築家さんに何度か相談させていただき、レイアウトの方向性は一応決まった。吊り棚のうちでも、ミシンの上部に当たる場所に糸が収まった。

アトリエ引越し

2012年5月26日

a window sash

 70年代初頭の小振りなつくりのビルのためか、階段がやや狭小なので、通らない什器があると分かっていた。そこで、朝一番にサッシ屋さんがいらして下さり、幅1.8mほどの窓を一度外していただき、お昼過ぎに引越屋さんの信じられない様な力と技術によって無事搬入をした後、夕方再度窓をはめていただくという流れで、細かいものを除き、大まかな引越しを済ませられた。以前いただいた「世界ふれあい街歩き」のDVDパリ編で観たような、家具に無理をかけない搬入リフト器具等は、通常大手企業しか装備していないとの事であった。週明けにはネット環境工事もしていただき、様々な専門家の方々のお力添えによって、スムーズな移行ができ、この上なく感謝している。細かい移動も急ぎ、早いところ落ち着きたいと考えている。

7bldg

 この月末に、仕事場を移転致します。ショップ機能を備えたアトリエ店舗とする予定です。営業日等はまだ未定ですが、ご提案したい特別なものに必要不可欠な、時間の厚みに対して支払われる対価を、よりリーズナブルに設定できる環境を。と、考えたひとつの選択であり、空間感も含め楽しんでいただけたらと考えております。
 ブティックとは、フランス語で「小さな店」という意味で、もともとオートクチュール店内で、既製服・香水・その他付属品等を扱った部門ですが、今度の移転先も、作業スペースも含め8坪ほどの小さな空間であり、文字通り小さな服飾店となると思います。つきましては、今週末〜来週頭の数日間ネットが不通となります。路地に入り、やや分かりにくい場所ではありますが、ちょっと面白いビルです。詳細等、あらためてお知らせさせていただきたく存じます。よろしくお願い申し上げます。