コレオグラフィーの眼

2012年11月10日

kuroda1
kuro2

 埼玉県立近代美術館(MOMAS)での企画展『日本の70年代 1968-1982』に合わせて、MOMASのコレクションベスト10の美術作品の中から、舞踏家・ダンサーが一つ選び、それをモチーフとして作品を発表するイベントの本番を拝見する。この度、衣装のお仕事をいただいたダンサー・振付家の黒田なつ子さんは、ロビーのコインロッカーに展示されている宮島達男さんの『Number of Time in Coin-Locker』をモチーフに、映像もからませて作品を発表された。衣装は仮縫いを経る度に、当初のデザイン画から即興でどんどん変化していき、動きを服のゆとりによってカバーしていたルーズフィットな原形は影を潜め、最終的にはかなりタイトフィットになった。今回の使用素材が伸縮性を持たない布帛であった為、スリット・身八つ口やファスナーの解放等で動きに対応し、また黒田さんの動きによって意外な面白さや美しさも出た。しかしながら、ダンサーの想像以上の動きである。十分と思われたスリットもまだ深さが足りず、滑脱を呼んでいた。黒田さんがベラルーシに踊りに行かれる間、お預かりして修復中である。二回公演間のインターバルが少なく、他の作品の全ては観られなかったが、屋外での発表もあり、天候にも恵まれ、アートを観にこられた大人のお客さんからバレエ少女までが楽しんだ、大変素晴らしい企画であったと思う。

 

EB0
SCS1
SCS1HEM
PSS2
PSS2HEM
PSS2SLEEVE
CS3
DS4
CA5

Handmade slacks, farmers aprons and three pieces of striped shirts.
Italian striped fabric shirt with stand collar of ramie, small vintage faux pearl glass buttons(@CO- Higashi-kanda ) from england is tite fitting.
Luxury yarn cotton pinstripe dress shirt with Elbow darts,bias Gazette.
Cotton stripe jacquard cleric shirt has the shirt tail called “Manhattan”.
Dark navy denim slacks equipped with buttons for classic braces (suspenders).
Carpenters & farmers Apron made ​​of linen is embroidered trademark name.

Cadeau d’anniversaire

2012年8月26日

apron0826
dress0826

Steward’s apron with embroidery of company name made ​​of ramie.
Navy blue wool twill dress with high waist seam and tucked bottom.

Flying start father’s day

2012年6月12日

father's day

 Short-sleeved shirt made ​​of dead stock linen for father’s Day Gift.I was mistaken Father’s Day was 13 june.It is the flying start by my assumption.

field coat

2012年4月20日

field1
field3
field4

Sellout
Polyester aramid cloth field coat with cotton corduroy collar,W open fastener,dot button ,cotton tartan lining and a lot of pocket.

ウーステッド二ツ釦

2012年3月25日

myjacket

私塾通いの日。もっと早く仕上げられたのだが、この一着に関しては、全ての工程の細かい点まで先生にうかがいながら仕立てたかったので、袖の裏側の始末を残した状態で持参した。袖付けは、右肩下がりを考慮して、左袖ぐるっと三ミリ削ったものだ。裄綿の入る範囲も、女性物でやっていたよりも広範囲であった。色味の難しい生地だったので、合う釦が手元に無く先生より分けていただく。もっとこうした方が良いという部分は勿論多々有るが、出来はかなり上等なものとなった。仕上げるまでの期間中にフィッティングのセミナーもあったので、その勉強を活かして次回作以降その辺りの精度も高めていきたい。共布でスラックスも仕立てるが、スーツより、黒等のパンツを誂えて合わせたいと考えている。その他、ベストに関して。懐中時計のポケット。もみ玉(縁)ポケット。コートへの展開。サイズについて。横地の目の重視。斜めダーツの効用。手縫いの優位性。脇の長さなど。ボタンホールに関しても、特に身頃は毛芯等が白っぽいため、後でノミが入る機械穴だと、目立つ色のボロを無くしきれないのに対し、手かがりは、先にノミが入るので、基本的にはボロは出ない。ハンドメイドは、糸のテンション等も動きに有益であるが、やってみて分かったのは、手でないとできない部分が本当にあるんだという事であった。

Conversion of the collar

2012年3月20日

Remake2

A cotton blouse of hPark is converted to the blouse with silk bow collar has feminine and classic atmosphere.Silk is a double collar of black and white.

 Bibs1
nephews

My second nephew’s clothes by hPark
Bibs : Border organic cotton twill with button of the tree made in france. Put a his name by heat of the iron.
Sack Coat (Old style) : Ditto. Decorate piping the outside.

現代は花粉症を代表選手に据え、アレルギー体質は全く珍しくもないものとなった。かく言う私も卵白アレルギーで、今となっては何とも思わないが、小学生の頃などは新学年度になるたびに給食の件で、申告する事が最大の気がかりであった。今の教室にはどれほど沢山のアレルギー児童が居るのだろうと想う。基本理念が環境保持で、エコロジーの思想を商業で実現しようとするオーガニックコットンは、原綿だけでなく、紡績・テキスタイルなど製造の全行程に及んで発展して来た。また、必然といえるかもしれないが、肌触りの良さ、洗濯強さ、吸水・吸汗性など綿本来の優れた特性を発揮するものとなっている。農薬や化学薬品を使用しないことからアレルギーや各種症候群への効能もある。それ故に基準は厳しく、先進国欧米に拠点を置くSKALやIFOMなどの認証が有名で、その信用とブランドとなっている。以前ミレニアムの頃は、その特長ゆえの、ゆるい色味に、脱力的な覇気の無さみたいな雰囲気を感じていて好きではなかったが、最近ではナチュラルでありながらも、深みの感じられるものも多く見受けられ、巷でも魅力的なプロダクト化もあり、大変興味深いものである。