私塾、観劇。

2012年5月27日

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puk

 引越しの疲れをやや残しながらも、楽しみな私塾通いの日曜日。茄子紺ストライプの3ピースを進行中だが、この日は、前半で上着の型紙を少し変更し、後半ではスラックスの裁断と”きりび ”を打つ。どちらの作業も先生に質問をしつつ進めた訳だが、自分が事前に考えた方法と、先生が「こうしたら?」という方法とに、まだ若干の差異がある。要するに、先生の処理は無駄が一切無く、自分の場合は、方向は良く問題は解決できるとはいえ、多少の余分があるか、もしくはやや不足があるな。といった感じである。先生のように、1つをちょっといじって、2〜3個の問題を一気に解決できる処置があるものだ。プルダウン法にしても、1つの目的に向かいつつも、副産物として別の有益な効果が付随してくるなど、布地を使って服を作る上で、この以上理に適っている考え方は知らないという理論の1つである。とはいえ、自分の理解度としても、これまでの経験と併せて、悪くないところまで来ていると実感できるので、さらなる発見へも向けて、繰り返し勉強していきたいと考える。
 塾終了後、代々木で降り、ギリギリで知り合いの「小芝居集団コーンポタージュ」第五回本公演『おやすみインストール』の舞台へ滑り込む。会場は、通学路にあり、10年来その存在が気になっていた老舗・プーク人形劇場であった。主に大学時代よりの活動から継続されているメンバー構成であるが、それぞれが他にも各分野に光る才能を発揮し始めた集団であり、今公演にあっては、作・演出の石川カズキ氏の幼少からの知り合いである吉本興業所属のコンビもサポート出演し、さすがと思わせる存在感を放っていた。自分は初めての観劇であったが、演目の間の映像作品も含め、ノンストップの105分超を感じさせない完成度・テンポと快感があり、同じ演目でも一度と言わず何度か観られるとさらに面白く味が出るだろうと思わずにはいられないものであった。次回は、秋頃にとの事で、作品づくりも乗っている模様で勢いを感じる。

アトリエ引越し

2012年5月26日

a window sash

 70年代初頭の小振りなつくりのビルのためか、階段がやや狭小なので、通らない什器があると分かっていた。そこで、朝一番にサッシ屋さんがいらして下さり、幅1.8mほどの窓を一度外していただき、お昼過ぎに引越屋さんの信じられない様な力と技術によって無事搬入をした後、夕方再度窓をはめていただくという流れで、細かいものを除き、大まかな引越しを済ませられた。以前いただいた「世界ふれあい街歩き」のDVDパリ編で観たような、家具に無理をかけない搬入リフト器具等は、通常大手企業しか装備していないとの事であった。週明けにはネット環境工事もしていただき、様々な専門家の方々のお力添えによって、スムーズな移行ができ、この上なく感謝している。細かい移動も急ぎ、早いところ落ち着きたいと考えている。

7bldg

 この月末に、仕事場を移転致します。ショップ機能を備えたアトリエ店舗とする予定です。営業日等はまだ未定ですが、ご提案したい特別なものに必要不可欠な、時間の厚みに対して支払われる対価を、よりリーズナブルに設定できる環境を。と、考えたひとつの選択であり、空間感も含め楽しんでいただけたらと考えております。
 ブティックとは、フランス語で「小さな店」という意味で、もともとオートクチュール店内で、既製服・香水・その他付属品等を扱った部門ですが、今度の移転先も、作業スペースも含め8坪ほどの小さな空間であり、文字通り小さな服飾店となると思います。つきましては、今週末〜来週頭の数日間ネットが不通となります。路地に入り、やや分かりにくい場所ではありますが、ちょっと面白いビルです。詳細等、あらためてお知らせさせていただきたく存じます。よろしくお願い申し上げます。

Japanese “Ro”

2012年5月20日

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mother's2

Clothes for Mother’s Day May 13, is handmade by hPark.They are both kimono fabric.One is textile typical of summer “Ro”,the other is Jacquard lame.

rose
kurofune

After work, we took a tea at Rose Bakery GINZA with a cook who is chasing her dream of opening her own cafe. My choice is “victoria sandwich cake” that is representative of the UK homely confectionery. She gave me gifts, “Bean‐jam pancakes” made by “QUOLOFUNE” of her recommendations.Thanks a lot.

gurif
akinaga

資料カードとして。

ベストの仮縫い

2012年5月14日

vestkari
toraya

日曜私塾では、進行中の3ピースのうち、ベストの仮縫いをする。前身頃に芯を据え、まずは前身頃だけでくせとりをする。脇の前方性からの胸の孕み・ネックポイントのしゃくり・表地と芯地全体を馴染ませるアイロンをかける。後ろは前身頃よりも少し長く裁ち(動作や尾錠調節で持ち上がる分として)、脇を合わせ、アイロンワークを施す。後ろが前を追いかけるように、からだの形状を思い浮かべながら「S 時」を描くようにくせをとり、肩甲骨の孕みと、腰のへこみを形出していく。後ろをいせながら肩を入れ、アイロンで前方性を出し、ネックのプルダウンをかける。ジャケットとの違いは衿が無い事であり、先生のお手本を見ていると手品のようであるが、理論的な理解と訓練で、しっかり着心地と前肩を得る事ができる。伸ばすにも関わらず、首まわりは決して浮かない。それどころか吸い付くと言える。これが最大のおもしろさとも言える。フィッティングの結果、脇の一番上でかなりつまみ、もっと体にくっつける事にする。ウェストももう少し絞れるが、後ろを尾錠で締める分として、そのままとする。500年のブランド・とらやの羊羹をいただく。”おもかげ”や”夜の梅”は有名でよく耳にするが、”はちみつ”という珍しいものをいただいた。

シルク地のくせとり

2012年5月13日

obipan

アイロンワークは、勿論ウールがその物性ゆえに最適な訳だが、綿でも麻でも絹でも効く。そうでないと、チャイナドレスのあのラインもありえないだろうと先生がよくおっしゃっている様に。祖母の帯地を洗張したシルクでパンツを仕立てた。アイロンワークをシルクで駆使するのは初めてであったが、つるんとしたフラットなシルクというのではなく、クリストバル・バレンシアガのシャンタンを連想させるような、シボのあるしっかりめの生地であったので、大胆に思いっきりアイロンをかけられた。想像を遥かに越えて、ふくらはぎの立体は見事なまでに入った。これほど入るのであれば、型紙の線をやや遠慮気味にする必要は全く無かったと思うほどである。裾はシングルのモーニングカット。これならば、上物でも面白くなりそうである。