先日通りがけに、まずはそのタイトルに引きつけられ、気になっていた近隣のギャラリーでの個展に行って来た。小伝馬町ソーンツリーギャラリーにて開催中・川口育さんの『悲しいにちかい』である。素晴らしい60点ほどの作品群が、時間さえ許せば、いつまでも観賞していたい様な(言葉遣いが正しいか分からないが)この上なく芳醇な中毒性を漂わせている。寡聞にして絵について明るくないので、仮に服づくりで例えるならば、ドレーピング・パターンメイク・素材選びの妙やフィニッシィングにおける「調子の良さ」の、絵におけるそれを感じずにはいられない。29日まで。

