fittingroom

 何度か打ち合わせさせていただいた建築士さんと大工さんにいらしていただき、フィッティングルームのレールやその他フック等を付けていただく。カーテンは自分の仕事で、その分量からいっても、空間の印象に多大な影響を持つので、いい調子で上げたいと考える。作業中、大工さんが仲間内で「レーザー」と呼んでいらっしゃるという、文字通りレーザー光線が出る機械が置かれ、施工範囲内の正確な位置が取られる。要するに、おかしな言い方になるが「レーザーで墨を打つ」ためのものである。墨を打つとは、簡単にいうと印をつける事であるが、昔は墨汁を墨壺から出していたという事などに由来し、現代では代わりの道具がいくつも存在し活躍しているのだろうが、「墨を打つ」と例え今初めて耳にしたとしても、何だか意味的にしっくり感じられ、または何となく内容を想像できるというのは、何とも面白いと感じた。