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文学には明るくないし、世の中のプライズというものに必ずしも信用を持ってはいないが、石巻出身の辺見庸さんが芥川・中原中也賞に続き、高見順賞という前人未踏の三冠というニュースをラジオから耳にした午前中、学生時代からの友人O君が連絡をくれて、急遽午後から両国までコットン素材を中心に、布帛を格安にて譲っていただきに伺う。O君が打ち合わせ中、横で小一時間ほど生地を吟味させていただく。これは良い意味でだが、以前よりもデザインを簡単に考えられなくなってきていて(併せて、簡単に考えなくては。とも考えているが)、生地を前に、とても迷いながら数反ピックアップし、「両国橋を渡るだけなので、何往復かして運びます」と申し上げたが、社長さんが車で一度に運んで下さるとの事で、お言葉に甘えた。誕生以来、あらゆる人にお世話になりっぱなしである。自分の仕事に惚れられるレベルに、早く。