昨年「 SCAI THE BATHHOUSE 」で、<BEADS>のシリーズを拝見して、とても印象に残っていた名和晃平さんの個展『 SYNTHESIS 』が東京都現代美術館で開催されている。1周目はキャプション無しで、2周目から解説を見ながら観賞する。全ての作品が、ここ2~3年以内に作られているというその劇的な製作スピードに驚くとともに、「SANDWICH」という環境がそれを助けたという事も想像に難くない。いきなりベスト盤を聴かされたかのような充実度を感じたが、鑑賞者側には想像もつかないまだ見ぬ高みが今後用意されているのだろう事を予感させる。五感を麻酔的に刺激された今展において、タイミングもあるかとは思うが個人的には、現代美術を通して初めて”生命 ”と”宗教美術 ”みたいな感覚を感じた。新しい彫刻家躍動。

