ベストの仮縫い

2012年5月14日

vestkari
toraya

日曜私塾では、進行中の3ピースのうち、ベストの仮縫いをする。前身頃に芯を据え、まずは前身頃だけでくせとりをする。脇の前方性からの胸の孕み・ネックポイントのしゃくり・表地と芯地全体を馴染ませるアイロンをかける。後ろは前身頃よりも少し長く裁ち(動作や尾錠調節で持ち上がる分として)、脇を合わせ、アイロンワークを施す。後ろが前を追いかけるように、からだの形状を思い浮かべながら「S 時」を描くようにくせをとり、肩甲骨の孕みと、腰のへこみを形出していく。後ろをいせながら肩を入れ、アイロンで前方性を出し、ネックのプルダウンをかける。ジャケットとの違いは衿が無い事であり、先生のお手本を見ていると手品のようであるが、理論的な理解と訓練で、しっかり着心地と前肩を得る事ができる。伸ばすにも関わらず、首まわりは決して浮かない。それどころか吸い付くと言える。これが最大のおもしろさとも言える。フィッティングの結果、脇の一番上でかなりつまみ、もっと体にくっつける事にする。ウェストももう少し絞れるが、後ろを尾錠で締める分として、そのままとする。500年のブランド・とらやの羊羹をいただく。”おもかげ”や”夜の梅”は有名でよく耳にするが、”はちみつ”という珍しいものをいただいた。

シルク地のくせとり

2012年5月13日

obipan

アイロンワークは、勿論ウールがその物性ゆえに最適な訳だが、綿でも麻でも絹でも効く。そうでないと、チャイナドレスのあのラインもありえないだろうと先生がよくおっしゃっている様に。祖母の帯地を洗張したシルクでパンツを仕立てた。アイロンワークをシルクで駆使するのは初めてであったが、つるんとしたフラットなシルクというのではなく、クリストバル・バレンシアガのシャンタンを連想させるような、シボのあるしっかりめの生地であったので、大胆に思いっきりアイロンをかけられた。想像を遥かに越えて、ふくらはぎの立体は見事なまでに入った。これほど入るのであれば、型紙の線をやや遠慮気味にする必要は全く無かったと思うほどである。裾はシングルのモーニングカット。これならば、上物でも面白くなりそうである。

Study of the shirt

2012年5月4日

mine1
mine2

Handmade by hPark
Cotton stripe shirt tab collar and cotton white shirt tab collar for my own use.

Worsted trousers

2012年4月30日

handmadepants

Handmade gray worsted trousers morning cut double hem for my own use.

勉強会

2012年4月22日

ebisucut

雨の日曜日。14時から、女性物をきれいにつくるための勉強会へ。モデルさんをたてて、メジャーでの採寸からスタート。ジャケット用として、約20ケ所の寸法をあたっていく。バストのトップ位置寸よりも、サイの位置を重視し、前身頃ではウエストから前丈を計り上げてネックポイントを決めていき、胸ぐせのダーツ量を検討していく事が最大の特徴で、そのダーツを、着る人の体型やデザインとして狙うテーマによって展開していく方法を学ぶ。その他、裁断上だけでは語れない縫製面での処理や効果や問題についてと、実技として二種類の袖付けを拝見する。最後にモデルさんの寸法で進行されている仮縫い二種類のフィッテイング。非常に綺麗な線が出ており、あとは分量や絞りなどを、今の気分に近づけたりするかどうかは、微調整となってくる。

field coat

2012年4月20日

field1
field3
field4

Sellout
Polyester aramid cloth field coat with cotton corduroy collar,W open fastener,dot button ,cotton tartan lining and a lot of pocket.

TAKIZAWA NARUMI

2012年3月29日

takinaru

 継続された精進、繰り返された鍛錬や、製作に対する丁寧な粘りと熱意の積み重ねの結果、全ての工程がスムーズに繋がり、天恵のごとく力が発揮される瞬間が、短い準備期間のあいだに輝いたコレクション。毎シーズン発表されるテーラードは、ストンと落とすラインからボディに沿わせるシェイプへ。加えて、ハンガー状態においては、何やら後腋点に密かに主張しているギミックは、その袖山の高さに対して驚くほどの機能性をも付加している。ケープは袖前の稜線を美しく描き出し、衿無しのジャケットは、裄綿が「裄」というにはそぐわないユニークな使い方も、あくまで綺麗に見せる工夫であり且つ面白い。2012-13 A/WのTAKIZAWA NARUMI。

ウーステッド二ツ釦

2012年3月25日

myjacket

私塾通いの日。もっと早く仕上げられたのだが、この一着に関しては、全ての工程の細かい点まで先生にうかがいながら仕立てたかったので、袖の裏側の始末を残した状態で持参した。袖付けは、右肩下がりを考慮して、左袖ぐるっと三ミリ削ったものだ。裄綿の入る範囲も、女性物でやっていたよりも広範囲であった。色味の難しい生地だったので、合う釦が手元に無く先生より分けていただく。もっとこうした方が良いという部分は勿論多々有るが、出来はかなり上等なものとなった。仕上げるまでの期間中にフィッティングのセミナーもあったので、その勉強を活かして次回作以降その辺りの精度も高めていきたい。共布でスラックスも仕立てるが、スーツより、黒等のパンツを誂えて合わせたいと考えている。その他、ベストに関して。懐中時計のポケット。もみ玉(縁)ポケット。コートへの展開。サイズについて。横地の目の重視。斜めダーツの効用。手縫いの優位性。脇の長さなど。ボタンホールに関しても、特に身頃は毛芯等が白っぽいため、後でノミが入る機械穴だと、目立つ色のボロを無くしきれないのに対し、手かがりは、先にノミが入るので、基本的にはボロは出ない。ハンドメイドは、糸のテンション等も動きに有益であるが、やってみて分かったのは、手でないとできない部分が本当にあるんだという事であった。