Trousers & a ruler

2012年6月10日

Trousers and a ruler

 六月一回目の私塾。3ピースのスラックスのくせとり。アイロンワーク後、先生に言われ、ウエストに角尺を当ててみる。これだけ前に向かったという事で、その効果がよりよく視覚的に把握できる。先生の前では二回目だが、何本目かのスラックスであり、理論的な理解や、体の立体をイメージしながらの手つき、またアイロンのコツなども自分なりにつかめてきており、且つ今回の布ならば比較的容易にいくのではと考えていたが、理想のイメージほどにはまだ満足できない。その後、上着の前身型紙を少し直す。裁断までいきたかったが、時間切れとなる。余裕がある時に、スラックス一本まるまる広げられるアイロン台を作れたら良いなと考える。

私塾、観劇。

2012年5月27日

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puk

 引越しの疲れをやや残しながらも、楽しみな私塾通いの日曜日。茄子紺ストライプの3ピースを進行中だが、この日は、前半で上着の型紙を少し変更し、後半ではスラックスの裁断と”きりび ”を打つ。どちらの作業も先生に質問をしつつ進めた訳だが、自分が事前に考えた方法と、先生が「こうしたら?」という方法とに、まだ若干の差異がある。要するに、先生の処理は無駄が一切無く、自分の場合は、方向は良く問題は解決できるとはいえ、多少の余分があるか、もしくはやや不足があるな。といった感じである。先生のように、1つをちょっといじって、2〜3個の問題を一気に解決できる処置があるものだ。プルダウン法にしても、1つの目的に向かいつつも、副産物として別の有益な効果が付随してくるなど、布地を使って服を作る上で、この以上理に適っている考え方は知らないという理論の1つである。とはいえ、自分の理解度としても、これまでの経験と併せて、悪くないところまで来ていると実感できるので、さらなる発見へも向けて、繰り返し勉強していきたいと考える。
 塾終了後、代々木で降り、ギリギリで知り合いの「小芝居集団コーンポタージュ」第五回本公演『おやすみインストール』の舞台へ滑り込む。会場は、通学路にあり、10年来その存在が気になっていた老舗・プーク人形劇場であった。主に大学時代よりの活動から継続されているメンバー構成であるが、それぞれが他にも各分野に光る才能を発揮し始めた集団であり、今公演にあっては、作・演出の石川カズキ氏の幼少からの知り合いである吉本興業所属のコンビもサポート出演し、さすがと思わせる存在感を放っていた。自分は初めての観劇であったが、演目の間の映像作品も含め、ノンストップの105分超を感じさせない完成度・テンポと快感があり、同じ演目でも一度と言わず何度か観られるとさらに面白く味が出るだろうと思わずにはいられないものであった。次回は、秋頃にとの事で、作品づくりも乗っている模様で勢いを感じる。

シルク地のくせとり

2012年5月13日

obipan

アイロンワークは、勿論ウールがその物性ゆえに最適な訳だが、綿でも麻でも絹でも効く。そうでないと、チャイナドレスのあのラインもありえないだろうと先生がよくおっしゃっている様に。祖母の帯地を洗張したシルクでパンツを仕立てた。アイロンワークをシルクで駆使するのは初めてであったが、つるんとしたフラットなシルクというのではなく、クリストバル・バレンシアガのシャンタンを連想させるような、シボのあるしっかりめの生地であったので、大胆に思いっきりアイロンをかけられた。想像を遥かに越えて、ふくらはぎの立体は見事なまでに入った。これほど入るのであれば、型紙の線をやや遠慮気味にする必要は全く無かったと思うほどである。裾はシングルのモーニングカット。これならば、上物でも面白くなりそうである。

Worsted trousers

2012年4月30日

handmadepants

Handmade gray worsted trousers morning cut double hem for my own use.

勉強会

2012年4月22日

ebisucut

雨の日曜日。14時から、女性物をきれいにつくるための勉強会へ。モデルさんをたてて、メジャーでの採寸からスタート。ジャケット用として、約20ケ所の寸法をあたっていく。バストのトップ位置寸よりも、サイの位置を重視し、前身頃ではウエストから前丈を計り上げてネックポイントを決めていき、胸ぐせのダーツ量を検討していく事が最大の特徴で、そのダーツを、着る人の体型やデザインとして狙うテーマによって展開していく方法を学ぶ。その他、裁断上だけでは語れない縫製面での処理や効果や問題についてと、実技として二種類の袖付けを拝見する。最後にモデルさんの寸法で進行されている仮縫い二種類のフィッテイング。非常に綺麗な線が出ており、あとは分量や絞りなどを、今の気分に近づけたりするかどうかは、微調整となってくる。

ウェストコート製図

2012年4月8日

vestsakuzu

友人のブランド「bethourire」の展示会を拝見してから、その足で私塾へ。3ピースに取りかかるべく、ウェストコートの製図をする。今回は、ジャケットから展開していくため、手元にあるジャケット型紙のVゾーンを変更決定してから始める。「一枚下に着るごとに一インチ」を目安に、フィッティングをタイトにしていき、アームホールは大きくする。ポケットの位置とボタンホール(や懐中時計)の関係、後ろを締めた場合のブラウジング分としての縦方向のゆとり等を考慮し、バランスを取っていく。その他、勲章について、マニュピレーションにおけるダーツの形や縫い込みについて、雑誌のスナップに見られる服の問題点など、充実の勉強内容となる。

ウーステッド二ツ釦

2012年3月25日

myjacket

私塾通いの日。もっと早く仕上げられたのだが、この一着に関しては、全ての工程の細かい点まで先生にうかがいながら仕立てたかったので、袖の裏側の始末を残した状態で持参した。袖付けは、右肩下がりを考慮して、左袖ぐるっと三ミリ削ったものだ。裄綿の入る範囲も、女性物でやっていたよりも広範囲であった。色味の難しい生地だったので、合う釦が手元に無く先生より分けていただく。もっとこうした方が良いという部分は勿論多々有るが、出来はかなり上等なものとなった。仕上げるまでの期間中にフィッティングのセミナーもあったので、その勉強を活かして次回作以降その辺りの精度も高めていきたい。共布でスラックスも仕立てるが、スーツより、黒等のパンツを誂えて合わせたいと考えている。その他、ベストに関して。懐中時計のポケット。もみ玉(縁)ポケット。コートへの展開。サイズについて。横地の目の重視。斜めダーツの効用。手縫いの優位性。脇の長さなど。ボタンホールに関しても、特に身頃は毛芯等が白っぽいため、後でノミが入る機械穴だと、目立つ色のボロを無くしきれないのに対し、手かがりは、先にノミが入るので、基本的にはボロは出ない。ハンドメイドは、糸のテンション等も動きに有益であるが、やってみて分かったのは、手でないとできない部分が本当にあるんだという事であった。

フィッティング

2012年2月19日

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午後からフィッティングの講義を受ける。44、46、48、50サイズのジャケットが全部で5着用意され、様々な体型のモデル5名の方々。概論では一度教えていただき勉強していたが、様々なパターンの実技を、一度に見られると、身になり方が全くもって違ってくる。最重要事項である、身頃をまっすぐ落とすための大きなバランス取りが、7割の鍵を握っている。それを押さえた上で初めて細かい点を見ていかないと、おかしなことになるか、あるいはエンドレスになってしまう。反身、屈身、いかり肩、なで肩、しわの種類、オガミ、逃げ、左右差、タテ、ヨコ、柄の有無、アームホールの深さと幅、そして個々の注文・嗜好・デザイン、これらの要素とお客様の体型とを総合的に鑑みて、効果的にシンプルに修正を施すのは、実際行うは難しであり、繰り返し繰り返し反復の訓練を要すると同時に、それはまたこの上なく面白い。こういった事を楽しめないようだと、服の仕事は出来ないと思う。帰りの電車内で隣のカップルが、席次の件で口論していた。新婦が、知人を削らなくてはいけない事に大変ご立腹の様子。大きなバランスから見ていく必要がありそうである。